
次男は風邪を引いたら
アトピー性皮膚炎特有の発疹や赤みが消え
ツルツルすべすべの綺麗な肌になります。
アレルギー担当の主治医に理由を聞いてみましたところ、
Th1抗体とTh2抗体の関係が原因とのこと。
ちょっと意味がわからなかったので
調べてみました。
病原菌が体内に入ってきた時にまず、
マクロファージという司令塔のような存在が
ヘルパーT細胞という細胞に伝達します。
伝達を受けたヘルパーT細胞はTh1抗体に変身をし、
B細胞に武器を作らせ病原菌をやっつけさせるそうです。
B細胞は一度倒した敵は記憶していて、
再び侵入してきた時はすぐにやっつけることができるそうです。
ではなぜ風邪をひいたときにアレルギーが抑えられるのか?
それについてヘルパーT細胞のもう一つの顔のTh2抗体の存在も関係しています。
今度はマクロファージがアレルギー物質を発見した時について説明します。
アレルギー物質が入ってきた時にマクロファージがヘルパーT細胞に伝達すると
ヘルパーT細胞はTh2抗体に変身するのです!
そしてB細胞にアレルギー物質を攻撃させます。
これがアレルギー反応を引き起こす原因だそうです。
そして、各抗体の関係性は、Th2抗体よりTh 1抗体の方が優先されるので
風邪をひいた時などはアレルギー反応が起こりにくくなるそうです。
よく、「昔はアレルギーの人なんていなかったよ」という話しを聞きますが
最近はとても衛生環境が優れていてTh1抗体が必要になる場面が少ないのも
一つの原因では?という説もあるそうです。